違いを理解すればきっとおもしろい。雑学ネタには最適です。>赤潮と青潮の違い。プランクトンが生きているか死んでいるか

赤潮も青潮も発生すると、魚や貝などの海の生物が死に
漁業などにダメージを与えます。
赤潮と青潮は、その発生の仕方が違います。
赤潮は水の富栄養化によってプランクトンが異常発生すること
により起こります。
赤潮は家庭から出る下水や工場排水などが原因で植物プランクトンが
増殖します。

植物プランクトンは、大きくなるかわりに細胞分裂を繰り返し、
あっという間に数を増やします。
増えたプランクトンによって、海水に溶け込んでいる酸素を大量に
消費するため、魚介類が呼吸が出来なくなり窒息死します。

青潮は赤潮が起こった後によく起こります。
赤潮は、赤潮で発生したプランクトンの死骸が原因で起こります。
赤潮で発生した大量のプランクトンが死に海底でバクテリアが
プランクトンの死骸を分解します。

そのとき、大量の酸素を消費するため海底の酸素が少なくなり
酸素が少ない海水が水面まで引っ張り上げられて起こる現象です。

赤潮は自然現象で何百年も前から起こっていたという記録があります
ので、自然に起こる現象を止めるのは難しいですが、家庭や工場排水
など、人為的なものは設備を整えるなど対策が必要です。