違いを理解すればきっとおもしろい。雑学ネタには最適です。>標高と海抜の違い。結局は一緒です

標高も海抜も、どちらも高さを表す言葉です。
地図や場所によって標高何メートル、海抜何メートルと
使い方が違っています。
国土地理院の定義によると標高とは、水準点を基準に
測定した、その土地の高さのこととなってます。
水準点とは一体何？
水準点の原点になっているのが東京都永田町にある
日本水準原点です。

この日本水準原点以外に、日本中に２万点の水準点があり
この水準点を使い水準測量法という測量方法で計測し、
標高を出しています。
現在では、人工衛星を使い全地球測位システム(GPS)で
測量もされています。

海抜は、潮の満ち干きによって浮き沈みする海面の高さの
平均を取って０メートルとして計測した高さのことです。
では、海面平均０メートルを計測すれば、どこの海でも
いいのかというと、そうではなく東京湾の平均海面を
測ったものです。

現在では、標高＝海抜となり海抜という言葉は使われなく
なりましたが、山などの高い場所を示す場合は標高何メートル、
海面より低い市町村などには海抜何メートルと使われることが
多くあります。